デザイナーの皆さんは、時として案件に没頭するが故に考え方や発想が近視眼的になってしまうことはありませんか?たまには目線を外して大きくその案件を俯瞰してみてみることをお勧めします。今回の話はかなり大きく俯瞰します。

そもそも会社って何のためにあるのでしょうか?

唐突ですが、誰でも一度は考えたことはありますよね?

「儲けるため」「従業員に給料を払うため」
「株主に利益を還元するため」

一見これらはどれも正しいことのように見えます。しかし、これらを本来的な目的とするとなんかしっくりきません。おそらくそれは、会社が活動することによって生まれた結果でしかないからです。
では、その結果の前にある条件は何でしょうか?

下の図は製造業をモデルにした会社の活動を簡単に示したものです。ヘタな図ですみません…

「世の中に役に立つため」

どの会社もフリーランスの個人の方でも、その持つ技術や製品がお金を払って交換してくれるお客様があることで儲けることができ、その結果、株主に利益を還元したり、従業員に給料を払ったりすることができます。

特に今の時代、作れば売れるという時代ではありません。
なおさら世の中(お客様)に評価されることが大事な時代かもしれません。

そもそも「儲けるため」「従業員に給料を払うため」「株主に利益を還元するため」を第一義にしてしまうと「そのためには何をやってもいい」ということにもなりかねませんよね。なんか危ない気がします。

「世の中(お客様)の役に立つため」がやはり会社が存在する目的としては一番腑に落ちる気がします。

自分が仕事をもらっているクライアントは社会のどの部分に役に立っているのか、
そこで自分が係わる仕事はどの部分なのかを知ってみるのも面白いと思います。